2000年 2月
| 浅田次郎 | 地下鉄(メトロ)に乗って |
| 真保裕一 | 奇跡の人 |
| 真保裕一 | 取引 |
| 東野圭吾 | 仮面山荘殺人事件 |
| 桐野夏生 | 柔らかな頬 |
| 田中芳樹 | 創竜伝5 |
20年ぶりのクラス会に出席した帰り、真次は永田町の地下鉄の階段を上ると30年前にタイムスリップしてしまう。 兄の自殺、今は大企業の社長になった父の戦後、父の満州への出征、真次の見る過去の意味とは何なのか?
SFみたいな話なんだけど、憎んでる父の本来の姿を垣間見たり、愛する女性との”ある”事実を知って苦しんだり・・・ ”鉄道員”を読んだときも思ったけど、その作家の作品は、感動するとこもあるんだけど、ちょっとうっと〜しいです(^^ゞ
解説してる人は”どこかすがすがしいラスト”とか言ってるけど、なんか”救われないラスト”にしか思えなかったなぁ・・・
31歳の相馬克己は、交通事故にあい脳死寸前になったものの、8年間のリハビリと亡き母の協力を得て、中学生レベルにまで回復。 しかし彼は、事故にあうまでのすべての記憶をなくしてしまっていた。 彼は退院し、自分の無くしてしまった過去を探す旅に出る。
結構太い本だけど、少しずつ明らかになってくる克己の過去に引っ張られて、一気に読めました。
それにしても、自分が自分であるために、過去の自分に目をそらしたくないって気持ちは分かるけど、昔愛してた女に付きまとう姿は、ほんとにストーカーみたいで、”そのへんで、もういいやんか!”って言いたくなりましたね(^_^;)
でも最後に自分が自分であろうとする彼の姿には、感動しました。
公正取引委員会の審査官の伊田は、汚職の疑いをかけられたが、それは彼に、フィリピンで行われつつあるODAの談合事件を調査させる為の罠だった。 しかし、マニラに入った彼を待っていたのは、15年前の友との再会と、彼の娘の誘拐事件だった。
この作家の本は、分厚いのが多いけど、ほんとに一気に読めてしまいます。
伊田は最初は15年ぶりにあった友を、談合の調査に利用しようとするんだけど、彼の娘が誘拐されて、本当の友達として行動しようとします。
そんなところは、”ホワイトアウト”と似てて、最初は負い目みたいなもんがあるんだけど、だんだん自分の意志で行動して、も〜命がけでがんばる。
ほんとにかっこいい男です!
樫間高之の婚約者の朋美は、結婚式の打ち合わせの帰りに、自分の車の事故で死んでしまう。 3ヵ月後、朋美の父親に別荘に招待され8人の関係者が集まるが、そこに銀行強盗の逃走犯が侵入し、一人が殺される。 しかし、その犯人は逃走犯とは考えられず・・・
う〜ん、これって、OKなのか??って、ラストです(^_^;)
たしかに”どんでんがえし”ではあるんだけど、解説でも書いてあったけど、なんか昔見た、映画かドラマであったような・・・
でも文章の運び方がすごくよくて、ほんとに”あっ”と言う間に読めてしまいました。
森脇カスミは、夫の仕事相手の石山と不倫関係にある。 そして、お互いの家族を連れてきた、石山の別荘でカスミの娘が謎の失踪をする。 これは神が与えた罰なのか? 彼女は、末期がんの元刑事と、ただひたすら娘の行方を捜し続ける・・・
私は、はっきり言って嫌いな小説。 ただ自分が救われたい為だけに娘を捜しつづけ、周りのすべてを犠牲にしているくせに、自分が一番の被害者のような顔をしているカスミという女は、私の一番嫌いなタイプ。
小説としては、ちょっと変わった手法を用いてて、犯人をカスミと元刑事の夢の中でだけ現して、実際には誰が犯人か分かりません。
でも最後に犯人かと思われる人が、ほんとに犯人だったなら、なんかやり切れないなぁ・・・(ーー;)
シリーズ第5弾は、初の番外編。 竜堂兄弟の祖父の友人が校長を務める”白楊学園”を、魔の手から救うため大活躍!
今回は、いつもの”政治家こき下ろし”もさることながら、宗教問題にも踏み込んで、バッサバッサと切りまくる田中節は痛快です。
それにしても、私の続様に、あんなエロ親父がせまるなんて、許せな〜い!! 髭だけじゃなく、髪の毛もむしっちゃえ〜!!!