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今夜の番組チェック

2001年 12月

島田荘司

斜め屋敷の犯罪

島田荘司

暗闇坂の人喰いの木

森博嗣

黒猫の三角

森博嗣

人形式モナリザ

森博嗣

月は幽咽のデバイス

森博嗣

今夜はパラシュート博物館へ

椹野道流

壷中の天

山本周五郎

五瓣の椿

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島田 荘司   「斜め屋敷の犯罪」     講談社文庫  

 北海道の宗谷岬にある「流氷館」は、高台に斜めに建っている為土地の人は「斜め屋敷」と呼ぶ。 この館の主人がクリスマスパーティを開いた夜、奇怪な連続密室殺人が起こり、警察から要請を受けてやってきた名探偵・御手洗潔が解決する真相とは?

 いやはや、すごいトリックですぅ〜(^_^;)
 「占星術〜」の時もトリックを理解するのに時間がかかった私ですが、方向音痴なせいか今回もなかなか理解しづらくて・・・(^^ゞ
 一体どこがどうなってこうくるのか??
 絶対試せそうにないけど、誰かこんな館作ってこのトリックを試して欲しい!!
 それにしても御手洗ってすごい・・・ いきなり登場してぶっ飛んだ発言して周りのみんなを引かせまくるσ(^◇^;)
 ”バカボンのおまわりさん”みたいに銃を撃ちまくりたい、と堅物の刑事サン達も思ったんではないかしらん(笑)

島田 荘司   「暗闇坂の人喰いの木」     講談社文庫  

 横浜にある「暗闇坂」の大邸宅を覆う樹齢二千年の大楠。 その楠は昔から「人喰いの木」と言われ恐れられていた。 その邸宅の長男が屋根の上に跨って死んでいるのが発見され、ひょんな事から事件にかかわった御手洗と石岡は、事件の裏に潜む恐ろしい真実を追う。

 これってあり??(笑)
 屋根の上の死体のトリックにはクラクラしたけど、まぁ案外行き当たりばったりの犯罪の方が謎めいてしまうものかも・・・いやしかし、いくらなんでも・・・( ̄◇ ̄;)
 でも、「人喰いの木」にまつわる因縁めいた話がそれぞれ繋がっていくところにはゾクっとしました。
 二千年も生きつづけている木には、やっぱり何か人間では理解できない恐ろしい力が備わってるのかもしれない。
 闇の力に魅せられてしまった人間が起した恐るべき犯罪・・・すべての発端はそこから始まって現在に至ってしまう。
 本当に恐ろしいのは、やっぱり人間の方かな(ーー;)
 今回、御手洗と石岡がスコットランドに行くんだけど、御手洗ってロンドンに住んでた事もあるらしい。
 英語もしゃべれるみたいだし、ちょっと尊敬・・・(^^ゞ

森 博嗣   「黒猫の三角」     講談社ノベルズ  

 アパート阿漕荘の保呂草探偵に、連続殺人鬼から一晩ガードしてほしいという女性の依頼があった。 那古野市内でここ数年「数字にこだわる」殺人事件が発生しており、彼女に殺人予告が送られていたのだ。 しかし、その夜の彼女の誕生パーティで、密室で殺されているのが発見される。

 ”Vシリーズ”と言われてるこのシリーズ、前の犀川&萌シリーズと違ってちょっとマンガっぽくて読みやすいです。
 賛否両論あるみたいだけど、私は結構好き♪♪
 紅子さんは森作品らしく理数系の人なんだけど、練無くんや紫子さんなんかはまったく普通の人なんで、私の疑問に思ってる事をちゃんと質問してくれるとこがうれしい(^v^)
 ラストは「え?」って感じで、「へぇ、そういう事なんや」と感心してしまった私。(単純?(^_^;))
 それにしても、小鳥遊(たかなし)ってどうしても覚えられましぇ〜ん・・・(なぜか”こひなた”と読んでしまってたりして(^^ゞ)

森 博嗣   「人形式モナリザ」     講談社ノベルズ  

 避暑地の施設博物館「人形の館」。 そこのステージで人間が人形を演じる「乙女文楽」が行われている最中、演者の一人が毒を盛られ、もう一人は刺殺される。 被害者の一族では、悪魔崇拝者だった新婚の青年が2年前に殺されており、今回の事件との繋がりはあるのか、保呂草や紅子が推理する。

 Vシリーズ第2弾。
 登場人物の親戚関係が私にはちょっと複雑で、誰がどう繋がってるのかイマイチ分からないまま読んでしまいました(^_^;)
 でも、殺人事件そのものより、私はどこかにある人形のモナリザの方に興味があって、モナリザの正体には「やっぱり!」ってニンマリしちゃいました♪
 それに保呂草さんの正体にもちょとビックリしたりして。
 紅子さんと保呂草さんの会話って、すっごいおしゃれな感じがしてすごい好き♪(たまに意味が分からないけど(笑))
 あの・・・ラストの1行の衝撃の真実って何なのでせう??私の頭では理解不能でした・・・

森 博嗣   「月は幽咽のデバイス」     講談社ノベルズ  

 狼男が住んでいるという薔薇屋敷、月夜邸と呼ばれる豪邸。 主人の令嬢の婚約パーティが催され保呂草や紅子が招待された夜、邸内のオーディオルームで血まみれの惨殺死体が発見される。 それはまるで狼男にかみ殺され引きずりまわされたかのようだった・・・

 Vシリーズ第3弾。
 ちょっと館もののミステリーみたいで面白かったです♪
 想像力不足で、結局説明してもらわないとどういう仕掛けか全然わからなかったけど・・・はは(^_^;)
 それにしても無茶苦茶危険な部屋やと思ったのは私だけ?
 今回、練無くんが男の子しててかっこいい〜♪ 女の子もいいけど、せっかく少林寺やってるんだし、活躍してほしいっす(^v^)
 紅子さんと、元旦那の彼女七夏さん。 この二人のバトルはなかなか怖いですねぇ・・・ 

森 博嗣   「今夜はパラシュート博物館へ」     講談社ノベルズ 

 犀川&萌シリーズとVシリーズのキャラも出てきたりする短編集。

 8編の短編が入ってます。 
 久々に萌ちゃんと犀川センセが出てきたので、も〜それだけでうれしい♪♪
 Vシリーズも好きだけど、やっぱりキャラ的には犀川&萌の方が好きなんで、これからも短編でもいいから登場してほしいなぁ〜
 「ぶるぶる人形にうってつけの夜」には、萌ちゃんと練無くんが一緒に出てきたりして、ちょっとお得な気分になりました。
 話は「双頭の鷲の旗の下に」が好き♪
 「ほんまにこんな事出来るんかなぁ」って思うけど、きっと科学的には出来るんだろう・・・説明されても分かってないけどね(^_^;)

椹野 道流   「壷中の天 鬼籍通覧」     講談社ノベルズ  

 昼食を食べに出かけた監察医のミチルと伊月は、たまたま通りかかったゲーセンの前で筧に出会い、DDRの前で死んでいる若い女性の遺体を簡単に検死する。 しかし、O医科大学法医学教室に運ぶ途中、彼女の遺体は警察のワゴン車から忽然と消えてしまった・・・一体どうして? そして彼女は誰なのか? ミチル達がたどりつく真相とは。

 鬼籍通覧も3作目♪
 毎回、法医学と心霊現象というある意味正反対の世界が、ほんとはもっとも近い気がしてくる作品なんだけど、今回は特に不思議さが増してます。
 死体袋から死体が消えて、後には髪の毛と腐敗液が残ってるだけ・・・マジ、怖いです・・・
 何故、死体は消えたのか? 真実は哀しいまでの闇の中にありました。
 インターネットという世界で、出会わないからこそ均衡のとれてた関係が、出会ってしまった事で崩れていくとこが怖かったな。
 今回、私の大好きな龍村センセが「奇談」の方から出張してきて嬉しかったぁ♪
 監察医とは言いながら、まともに働いてるとこが出てきたことなから、こっちでちゃんと働いてることが分かって良かったわ〜(^◇^)

山本 周五郎   「五瓣の椿」     新潮文庫  

 「むさし屋」の娘おしのは、最愛の父が死んだ夜に、母親から自分が不義の子であることを告げられる。 彼女は淫蕩な母とその相手の男たちを自らの手で裁く決心をし、母を殺し、母の男たちの胸に次々と銀のかんざしを打ち込む。 死体の枕もとに父の好きだった赤い椿の花びらを残しながら・・・

 周五郎初挑戦♪
 時代物は結構好きなんだけど、なんか読んだ事がなかった周五郎。
 丁度年末にドラマやってたので、この作品にしてみました(^▽^)V 
 父が自分を本当の娘じゃないと知っていながら、ずっと可愛がってくれ、おまけに大金まで残してくれて、おしのの母親への憎しみは相当だったと思うけど、殺してしまえるほどの感情はどこからくるんだろう?
 やっぱりそれは、10代の潔癖さや純粋さからくるのかなぁ・・・
 私はもう歳を食ってしまったからか、そんな大金があるのなら商売でもするのに、なぁんて思ってしまった(^_^;)